気付いてしまったことについて

そう、それは響鬼もどき35話を観ていたときに気付いてしまったのです・・・
むしろ35話は、
鬼達が頭だけ変身解除して街を堂々と歩いていたり、
響鬼のキャラに明らかな違和感を感じたり、
斬鬼さんが脚本家が変わる前の渋カッコよさが一切無くなってギャグキャラ化されてたり、
脚本変更前はマカモウの種類によってどの楽器で戦うかを決めていたのに今はそんなの関係なしでとにかくみんな集まってボコるだったり、
連絡もらってからマカモウの元に行くの早すぎ、
などと、ため息出まくるシーンの連続だったのですが、それらよりも私的に最も驚いたシーンがありました。


それはアームド響鬼になって初めてマカモウに太鼓の音激を叩き込んだシーンです。
アームド響鬼がマカモウに設置した太鼓を叩き始めると、突如謎の場所で本物の太鼓を叩いてるアームド響鬼が映し出され、その後マカモウ叩いてるシーンと本物の太鼓叩いてるシーンが交互に映し出され、最後にマカモウに一撃決めてマカモウ爆砕、だったわけです。
ええ、確かに演出的には正直かなり格好いいと思いました。
ですがよくよく考えてみたところ、ある事実に気付いてしまいました。




アームド響鬼は人間サイズのマカモウに対して太鼓を連打していたのです!




この一言だけでは私が何を言ってるのか分からない人も多いと思うので、補足説明します。
響鬼の設定では、マカモウのサイズは大型と人間サイズの2種類があります。
大型の方は季節関係なく童子と姫と共に1匹で出現するもので、人間サイズの方は童子と姫と共にいることは大型と変わりないのですが、夏限定で出現してさらに分裂して数が増えるといった特徴があるのです。
この分裂するやっかいな人間サイズのマカモウに対抗するために、響鬼響鬼紅にパワーアップするわけです。
響鬼紅になれば人間サイズのマカモウを太鼓叩き1発で爆砕することが出来ますから。


さらにもう一つ補足。
公式設定を見る限りでは、アームド響鬼は全国の鬼の中でも最強の能力を誇るとのことです。


さて、ここで先ほど私が述べた一言に注目して下さい。




確認しましたね。
そう、
響鬼紅なら一撃で葬ることの出来る人間サイズマカモウ相手に、アームド響鬼は連打していたのです。


えっとさ、
どこが「全国の鬼の中でも最強の能力」やねん。
「全国の鬼の中でも最強の能力」とか言われていなかった響鬼紅の頃よりも弱体化してんじゃねーかと。




それともこういうことなのですかね?
アームド響鬼になると音激棒での攻撃力が下がるかわりに、その他の全能力が上がるとでもいうのでしょうか?
ほら、パワーアップにデメリットはつきものですしw
響鬼紅も時間制限というデメリットがありましたし。
こう考えればアームド響鬼になると音激棒を一切使わずに殴る蹴るの肉弾戦&アームドセイバーで戦ってるということも説明できてるように思えます。


でも最近は、ノーマル響鬼の状態でも音激棒を使わずに殴る蹴るの肉弾戦しかしていないんですけどね・・・




まとめると、アームド響鬼って実は響鬼紅の頃よりも弱いじゃんということです。
それとも「全国の鬼の中でも最強の能力」というのは、響鬼紅もアームド響鬼もどちらも響鬼の変身形態なので、自分の変身形態の一つより弱くてもほかの鬼達よりは強いので、「全国の鬼の中でも最強の能力」なのであるというとこでしょうか?


まぁ、どうせ今の響鬼は子供達に受けること重視なので、今回の長時間太鼓叩きも設定その他をまったく深く考えずにただ見た目が格好いいからという理由だけでやったのかもしれませんけどね。








今欲しいんだよね…ちゃんと設定その他を考慮した脚本が。