夏休みはせわしなく? 第3話











ある人は友人に対してこう言った。
なぜそのような苦労をしてまで行こうとするのかを。
行ったところで、ウザイほどの人の群れと倒れるほどの蒸し暑さというさらなる苦痛を味合わされるだけだというのに。
それに対して、その人はこう言ったそうだ。
「そこに、行きたいから。」
小難しい理屈や果たすべき約束など一切なく、ただ行きたいから、その人にとって行く理由などそれだけで十分だった。
その言葉を聞いた友人はその人のことを心底馬鹿だと思った。
だがほんのちょっとだけ、ナノマシンサイズ程度ではあるが、そこまで馬鹿に生きられる友人のことをうらやましく思ったそうだ。




そんな馬鹿ばっかりではないが、どこかしら馬鹿だったり狂ったりしている人が集まる場所に、今年もまた来てしまった私なのである。
まぁ人間なんて誰であろうと、どこかしら馬鹿だったり狂ってたりするものなのだがwww
















君が願うことなら すべてが現実になるだろう
選ばれしヲタならば
暴走をはじめてる 世間を元に戻すにはもう
時間がない
Moving fast エデンを想い描いて
2次元のその先へ
君がキモく 語るたび 生まれ変わる
目に見えぬ妄想 伝わるデムパ
いったい 自分以外 誰の萌えを信じられる?
ネ申達のネタ 見逃すな
ついて来れるなら…








(OPテーマ:NEXT OTAKU
{原曲:NEXT LEVEL}







夏休みはせわしなく?






第3話 「聖戦、そして…」












*Y家でそれなりに眠れたため、、SPmasterのHPが25回復します。




*SPmaster*
*HP:72/100*










よっしゃ!
今年も来たぜ、夏コミに!
てなわけで、変形とかできちゃったりするビックサイトに今年もやってきました。
今回はY家からだったので、いつもより30分以上早く着いただけでなく、人生初のゆりかもめ乗車もやってみちゃいました。
むしろ今まで乗ったことなかったのかよといったツッコミもきそうですが、家からだとゆりかもめ乗る必要ないし、乗りにいったらあきらかに遠回りになってしまうのですよ。
ちなみに今住んでるアパートからでも遠回り。
乗ってみた感想はというと、ゆっくり動くジェットコースターといった印象を受けました。
景色の見え方とかが、ジェットコースターっぽく思えました。
それと意外だったのが人が少ないこと。
余裕で座席に座れたりするところなんてビックリですよ。
ギュウギュウのすし詰め状態を想像していたのに、これはいったい…
まぁ乗換えなどによる利便性の問題でしょうけど。
私も普段だったらまず使いませんから。




んで、「ウォーリーを探せ」が余裕で出来るほどの人ごみの中に溶け込んだら、あとはひたすら待ち続け。
とりあえず待ち時間はひたすらSNクラフトソード3をやってました。
こういう状況での暇つぶしにすっかり慣れてしまってる自分に疑問がわかないわけでもないですが、それはいまさらってやつですね。




さて、NDSのおかげで時間をつぶすこと自体は問題ないのですが、待ちつづけて30分、1時間と時間が過ぎてくるとさすがに暑さでつらくなってくるんですよ。
だって太陽さんが素敵に照らしてくれてるんですもの。ちゃんと見てるよ〜
時間が経つにつれて、日差しと気温でしだいに我々を苦しめ始める太陽さん。
何年前かのひたすら雨ってのも困りますが、晴れってのもよろしくないのですよ。
なんで中間ってのがないのかねぇ…
とりあえず上昇の一途をたどる不快指数に耐えながらひたすらゲームを続ける私。
そんな私の元に徹夜組で頑張ってた彩からメールが来ました。
どうやら初参加の彩は不快感満点な人の多さと暑さに完全にまいってしまっている様子。
もう2度と来ないと力強く断言してましたw












*太陽さんがらんらんと照らしてくれる中で待機し続けたため、SPmasterのHPが8減少します。




*SPmaster*
*HP:64/100*










そのまま彩とメールを続けたり、ゲームをやったりして3時間を軽く突破した頃、ようやく列が動き始めました。
いよいよ入場が近づいてきました。
先ほどよりざわつき始める周り。
進むたびに目に付くゴミの数々。でもさすがにバックがそのまま路上に放置されてたのにはビックリしたよ。まったく捨てるのならちゃんと粗大ゴミとして捨てなさいっての(ツッこむとこそこかよ
そしてある程度進んで停止。そのまま十数分ほど待機した頃、ビックサイト、いや有明に響き渡る拍手の音。
ついに開場となりました。
すると一斉に動き始める人の群。
始めはゆっくりですが、東と西に分かれるところまでくると人を押しのけようとする者、列から外れて列の外側から少しでも前に進もうとする者、流れに流されて自分の行きたい方に行けない者などがちらほらと現れ始めます。
こうなってくるとスタッフの声など夏の夜に響く蛙の声同然、BGM扱いされてしまいます。
実際こういうことしちゃってる人の耳には届いていないのでしょうね…
とかいう私も周りに迷惑をかけない程度に人波をかきわけてましたがw
















<一応、注>
ここから先、つまり私が色々買い込んでる様子も書こうかと思いましたが、特にコレといったことが無かった+移動→並ぶ→購入→移動→並ぶ→(以下エンドレス)、をひたすら繰り返してただけだった、といったことにより購入中の様子は省略させてもらいます。
あ、べつに書くのがたるいとか、時間がもったいないとか、そういった事情ではないですから。
絶対にそういった事情ではないですから。ええ、間違いなく。(ならなぜ何度も強調する?
それにこのブログを見ている方々相手に、今更説明する必要なんてないですしね(ぉ













*サバンナ化した会場で暴れまわったため、SPmasterのHPが40減少します。




*SPmaster*
*HP:24/100*










今回来た目的をとりあえずこなし、帰ろうかな〜と動き出したところで突然鳴り出す我が携帯。
相手はIからでした。
どうやら彼らは昨日言ってたとおりのんびりと来て自分らの目的をはたして今は休憩中とのことでした。
せっかくなのでIと話しながら彼らの良そうな場所に向かって歩き出してみました。


そういえばIは伊豆旅行編での<前回までのあらすじ>の第5部のはさすがに元ネタに気付いてました。
たぶんこのブログを見ている人の中では第5部のが一番気付いた人が多いのではないでしょうか。
でも第4部のが分からなかったとは…
だって元ネタはお前のあだ名に深く関係しt(ry


電話しながら歩き回ること数分、座って休憩モードなIとUを発見。
そのまま私も座って休憩モードに入り、2人とだべり始めました。
その会話の中で私のブログに対するツッコミが何度かあったのですが、その中でも特に更新速度についてたたかれまくりましたw
いや〜、なんかこのブログ読んでる人みんなにツっこまれてる部分なんですよね、更新速度(あたり前です
ぶっちゃけ内容自体よりもそっちを色々言われるってことは、内容はさらに暴走しても問題ないってことですね(まだ全力じゃなかったのかよ






ある程度だべったところで、なんとなくで秋葉原へ移動を開始した我々。
自然な流れですね(どこが
まぁIとUはTXで来たらしいので、帰るためにはどのみち秋葉原へ向かうんですけどね。
私はTXは使いませんが、秋葉原へ行ったところで特に問題はないのでついていきました。
途中、私が切符を前もって買っていなかったため、2人とはバラバラに秋葉原に向かうことになってしまいましたが。
このときUに「買ってないとは駄目だなぁ〜」と鼻で笑われましたが、私はゆりかもめで来たんですよ。
買ってあるわけないじゃないですか!




2人の方が先に電車に乗ったのに、私の方が先に秋葉原に着いた件について。
電話してまだ電車の中と言われたときはびっくりしましたわ。
私はいつの間にハイパークロックアップを習得したのかと、何年ぶりかに自分の可能性を信じてみたくなりました。
でも真実はUの扇子が壊れちゃったので、途中下車して買っていたとのこと。
現実なんてそんなものです。
合流後はとりあえず昼飯を食べて、その後うろつくこととなったのですけど、ここで見た目どおり体力の無いUが休んでたいと言い出しました。
なので私とIでうろつくことに。
とりあえずIと共にアニメショップやらカードショップを巡りました。
その中で無事にIは欲しかったものをゲットしたもよう。
しかし、あれですね。
大学のメンツとうろつくと主にPCショップ巡りに重点が置かれますが、高校のメンツとうろつくと主にアニメ&カードショップ巡りとなる。
いや〜、秋葉原って実に多彩な楽しみ方が出来る街ですねw(そうか?
こうしてIの買い物が終わり、ここから先は帰る電車が別々なのでここで解散となりました。




Iと別れた私はふと思いついたことがあったのでソフマップへ。
んでDVD-Rを買うついでに紙袋を貰いました。
いや〜、ここまでずっとどこかのサークルの購入特典な紙袋を持ち歩いていたんですが、さすがにここから先この紙袋を抱えたままで電車に乗るというのは…
前回は普通の紙袋を持参したのですが、今回は忘れてしまって…


無事紙袋をゲットして購入品の入れ替えも完了した私は、山手線→常総線と帰宅ルートの電車に乗り込みました。
んで常総線の座席に座って数分、落ち着いたところで今までの疲労が一気に押し寄せてきたのか、ものすっごい睡魔に襲われてあっさり陥落。
睡魔に襲われるがままに眠りの世界に旅立っていきました。








私が眠ってからだいたい20分ぐらい経った頃でしょうか。
私は携帯のバイブに起こされました。
もちろん目覚ましなど設定してるわけないので、着信かメールです。
誰かと思えば早坂からでした。
以下、そのときの会話を私の記憶を頼りに再現してみました。もちろん私程度の記憶なので、まったく違うかもしれませんがw




私「只今電車に乗車中のため、電話に出たくありません。御用のある方は」
早坂「お疲れ、ミスター」
私「(スルーかよ…)ああ、とりあえずもうボロボロですよ。」
早坂「それはそれとして、ミスター」
私「ん?」
早坂「長野に行かないかい?」
私「……はぁ!?」
早坂「wwwwwwwwwww」






突然何を言い出すのでしょうか、この方は。
会話に脈絡がないにもほどがある。






私「え、何? これから?」
早坂「決まってるだろ〜www」






だから突然何を(ry






私「てか、早坂、長野ってことは……湖行くんすか? 聖地巡礼っすか!?
早坂「wwwwww」








長野県にある某湖、正式名称は木崎湖
おそらく木崎湖といえばこのブログを見ている人には今更説明することでもないのかもしれないのですが、もしかしたらまったくその手の知識が無くてただ単に私の文章が楽しみで来ているという人も冥王星が再び惑星として分類されるのと同じくらいの確率でいるかもしれないので、一応説明します。




木崎湖
ここはアニメ「おねがい☆ティーチャー」と「おねがい☆ツインズ」の舞台となっています。
この2作品には木崎湖周辺の綺麗な風景がそのまま使われており、アニメに登場したのと同じ風景を巡ることは聖地巡礼と呼ばれ、それはファンにとって夢の一つでもあると言われています。
早坂は何度か行ったことがあるようですが、私は行ったことが無かったのです。
聖地巡礼してきた早坂の話を聞いて、私もいつか行ってみたいと思っていました。
しかし、まさかこのタイミングで聖地巡礼の機会が訪れるとは夢にも思っていませんでしたよ。




昨日、今日と遊び歩いてきたため私の体はだいぶお疲れモ〜ドなので、帰ってゆっくりと休みたいと思う気持ちもあったのは事実です。
しかし、私の行動基準は
仕事<<<<休息<<<(越えられない壁)<<<楽しそうな事<<<<(漢の美学)<<<<ようじょのおねがい
なので、自分が楽しそうと思ったことには自分の状態など無視する傾向にあるため、この時もついさっきボロボロだと言ったのもすっかり忘れ、二つ返事でOKしました。
んで当然のごとく如月とYも連れて行こうかという話になったのですけど、如月は明後日から仕事が再開するとのことなので断念し、Yのみを連れて行くということに決定しました。
とりあえず、今後の予定は


1.私、アパートに帰る
2.Yに連絡
3.風呂入ったり夕飯食ったりと小休止
4.支度をする
5.Y家へ向かう
6.Y回収後、早坂家へ
7.早坂と合流後、いざ木崎湖


と決まったところで、今更ながら電車内だからということで電話をきりました。






帰宅後、上記の4.まで進んだところで、如月から電話がかかってきました。
どうやらアパートに帰りたいから乗せていってほしいとのこと。
如月のアパートは早坂家に行く途中にあり、さらに今如月が居る如月の実家からY家に向かっても多少の遠回りになるだけですし、なにより運転中に話し相手が居るのは眠気を抑える意味でとても助かるので了承(1秒では無理でした)しました。
一応、如月にはYと早坂に到着時間が遅れるかもとの連絡を入れといてと頼み、私はいざ如月家へ。












*アパートにて多少体を休められたので、SPmasterのHPが5回復します。




*SPmaster*
*HP:29/100*










夜だから筑波学園内は高速道路だぜ!ととばした結果、30分程度で如月家に到着。
めずらしく信号に数回しかひっかからなかった。
んで如月を乗せて、今度はY家へ。
ぶっちゃけ私は道が分からないので、ナビは如月任せでした。
約1時間半後、Y家に到着。
昨日遊び歩いたメンツが1日で再び集合しちゃうってのもどうだろう?
まぁ今回如月は同行しないけど。
そのまま早坂家付近にある如月のアパートに向かって走行。
1時間とかからずに如月のアパートにつき、如月を降ろしてから近くにある早坂家へ。
早坂家に到着後は、伊豆でもお馴染みだった配置、


早坂←運転席
私←助手席
Y←後部座席


に乗り換えて、いざ木崎湖へと出発しました。












*早坂家まで運転したため、SPmasterのHPが8減少します。




*SPmaster*
*HP:21/100*










ちなみに早坂と運転を代わったのは、この中で早坂のみが行ったことある人だから道を一番理解しているというのもありましたが、ほかには私が木崎湖に行くにむけての復習をしたいということもありました。
ぶっちゃけおねティーの復習は終わっていたのですが、おねツイまで終わっていなかったのです。
なので早坂のノートPCを借りてひたすらおねツイを見てました。
しかし5話目を迎えたあたりでさすがに私の眠気が我慢出来ないものとなってきてしまったので、5話目を見終えたところで中断して早坂が運転を続ける中、私は一足先に眠りにつくことにしました。












「Are you ready?」(yeah!)
HeyHeyHeyHeyHey(HeyHeyHeyHeyHey)
HeyHeyHeyHeyHey(HeyHeyHeyHeyHey)
Hey(Hey)Hey(Hey)Hey(Hey)Hey(Hey)woh


あいつのこいつのあの本を
ただ一つねらっているんだよ
このコ○ケで一番の
大手の限定を
あーみんな同類さ(同類)
あー(文字通り)いのちがけだよ(ゴルァ)yeahyeahyeah
コ○ケの女神さまよ
ぼく以外の同類を
蹴散らしてよ


首を吊る気もしない気も
この時にかかっているんだよ
もし駄目ならこのぼくは
ひきこもっちまうよ








(EDテーマ:有明天国)
原曲:学園天国












・次回予告
ついに降り立った長野の地。
そこで彼らはめぐりあう。
それはまるで、「スタンド使いスタンド使いとめぐりあう」かのように…






第4話 「木崎湖×巡礼=強行軍(てか、さすがに2人で運転を回すのはきつかった…せめてYが加わってくれてれば多少は楽になってたものを。いや、それだと余計な気苦労が増えるかw)」