木崎湖再逢 第３話

そして日付が変わった頃、さすがに時間も時間だということで私と早坂は関西組と別れて車に戻りました。
そして教えてもらった道の駅まで真夜中の山道を走る我がファミリア。
２０分後、道の駅に到着。
んで椅子を倒してそこに寝袋を敷いて眠ることにしました。
さすがにファミリアでの車中泊は初めてのことですが、２人なので狭いということはないです。
むしろ結構寝やすくすら感じられてきました。
そんなわけで、横になった私はMP3プレーヤーで音楽を聴き始め、気付けば眠りの世界へ旅立っていました。








木崎湖再逢






第３話　「ファン集結！ 木崎湖で超ゴミ拾い！」












8/14
06:20


朝特有の柔らかな光を放つ太陽さんに照らされ、ゆっくりと私は目覚めました。
いや〜、意外や意外。
ぐっすりと眠れましたよ。
車中泊ということでぐっすりは無理かな〜と思ってましたが、一度も起きることなく朝を迎えました。
まぁ私は高校の部活の影響で、よっぽどのことがない限りはどんな場所だろうと寝れる体になってしまってるからかもしれませんが。
ですがそんな特異体質になっていない早坂もぐっすり眠れたと言ってるのには驚き。
ここに、『人数が２人なら椅子をたおして寝袋をしけば車中泊も意外と快適』ということが証明されました。




さて起きたはいいですが、関西組と合流するためにキャンプ場に移動するにはまだ時間が早すぎる。
だからといって二度寝する気にもなれなかったので、とりあえず私は車外に出て道の駅を探索することにしました。


といってもさして広くもない道の駅。
おまけにこれといって面白いものがあるわけでもないので、すぐに手持ちぶさになってしまいました。
結局さほど時間もたたないうちに探索を切り上げて車に戻ることに。
んで車に戻った後は早坂とまったりしながらだべってました。






そして08:00になった頃、さすがに腹が減ったということで移動開始。
なので道の駅の近くにあったコンビニで朝食を食べることにしました。
んで食べ終わった後は関西組と合流するために、早坂がハルヒさんに連絡。
するとゆ〜ぷるで合流しようということになったので、さっそく我々はゆ〜ぷるへ向かいました。




３０分後、私と早坂はゆ〜ぷるに到着したわけですが、そこに関西組の姿は無し。
なので再び早坂が電話したところ、どうやら準備に手間取っているとのことで我々はその間適当に時間をつぶすことになりました。


そんなわけで去年も登った木崎湖そばの山へ登ることにしました。
車で山道を登ること数分、去年ハングライダーをしている方々と出会った開けた場所に到着。
さっそく車を降りた私と早坂。
そのまま早坂はデジカメを取り出し１年ぶりの風景を撮影し始めました。
私はというとデジカメを持っていないので、風景を眺めるだけでしたが。




そんな感じに適当に時間をつぶすこと約３０分。
そろそろいい時間になってきたので、山を降りてゆ〜ぷる近くにある駐車場へ。
そこに車を停めて関西組の方々と合流し、そしてそのまま今回のゴミ拾いイベントの会場へと向かいました。




関西組に着いていって辿りついたのは、少し高台にある公民館といった建物でした。
どうやら正式名称は「信濃木崎夏期大学」というらしいです。
そこにはすでに今回のイベントの実行委員会と思われる方々がスタンバイしていました。
なのでさっそく参加申し込み。
参加費を支払って申し込みを済ませると、軍手にゴミ袋、そしてスタンプラリーシートをもらいました。
スタンプラリーシートを見てみると、そこに今回のゴミ拾いイベントのコースが書かれていました。
どうやら木崎湖周りに８箇所のチェックポイントがありそこでスタンプをもらいながら清掃活動をしていくことになるようです。
とりあえずすべてのスタンプを集めるには木崎湖を１周しなければならず、結構歩くことになりそうです。


んで開始時間まで待っていたところ、いくつかグッズも販売されていたのでさっそく物色開始。
するとおねがいツインズの背景や設定資料などが収められたCD-ROMを発見。
どうやら購入するとポスターがおまけでもらえるとのこと。
もらえるポスターはこんな絵です。



CD-ROMはVol.1とVol.2があり、Vol.1を買うと１のポスターが、Vol.2を買うと２のポスターが、両方買うと両方もらえるといったところです。
まぁせっかくこのようなイベントに参加したわけだし記念にいいかな〜と思い、２のポスターが欲しかったのでVol.2を購入しました。
あとゆ〜ぷるの入浴券３枚セットも売っていたので、ついでに購入しました。
ですが、これから歩き回ることになるので邪魔になりそうなポスター類は、ここに置いておいてもらうことにしました。






そして時刻は11:00。
いよいよ今回のイベント
「みずほプロジェクト 〜2017年の木崎湖も美しく〜」
のうち、木崎湖を１周しながら清掃活動、その名も
「まりえんテーリング」
が始まりました。
この時点で参加者はだいたい50人ほど。
とりあえず開会式みたいなものが始まり、まずは実行委員長のお話が。
暑いけど頑張りましょ〜と皆の心を代表しつつ、参加者にはボランティア保険をかけてはいるが色々めんどうだから無理すんな怪我すんなと本音がチラリ。
そのあとはおねがいシリーズの監督である井出監督からの挨拶もありました。
そして挨拶が終わるといよいよまりえんテーリング、スタートです。
ちなみにコースはこんな感じです。





参加者達がそれぞれのペースでまったりスタートしていくなか、我々（私+早坂+関西組の方々）もゴミ拾いを始めました。
とりあえず最初のチェックポイントは７番。
スタート地点である信濃木崎夏期大学のすぐ下、ＯＰに出てくる坂道です。
といっても邪魔になるためかさすがに坂道の途中で実行委員会の方々が待機しているわけもなく、坂道の上の道路にいました。
さっそく我々は実行委員会の方にスタンプをもらいました。
そしてそのスタンプには「神城 麻郁」の絵が。
どうやらチェックポイントでもらえるスタンプは、その場所にちなんだキャラが書かれているもようです。




そして次のチェックポイントからは６番に行くか、８番に行くかでルートが変わります。
とりあえず我々は６番の方に向かうことにしました。
道中、地元の新聞記者のおばさんから取材を受けつつも、歩く我々。
しかしこの日は見事に晴天だったため、日射しがつらいつらい。
おまけに歩いたのが農道だったため、日除けとなる木とかが一切ないの。
さらにゴミがほとんど落ちてないの。
タバコの吸殻とかは落ちているんですが、大きなゴミはまず見当たりません。
これは先を進んでいる方々が拾ったのか、それとも元からあまりゴミが落ちていないのか…




そして太陽さんの日射しに焼かれながらも、いよいよ次のチェックポイントである６番「稲尾駅」に到着しました。
さっそくスタンプを頂くことに。
ここのスタンプキャラは「小野寺 樺恋」でした。
ちなみにこのスタンプ、実行委員会と自分、どちらが押しても構わないことになっており、さらにスタンプラリーシートには縦に４つ並んだスタンプを押す正方形のマスが２列あります。
なのでハルヒさん達は１列目はおねティー組、２列目はおねツイ組で統一するとのことをしていました。
ちなみに私は関係なく適当に押してました。




そして全員がスタンプを押し終えると、ここで新聞記者のおばちゃんと別れ、我々は次のチェックポイントである５番へと向かいました。
ここはひたすら道路を北上していくのですが、ここで我々の陣営に変化が。
早坂、ハルヒさん、スバルさん、の３名が先行し始めて、残りの私、堕天使さん、飛鳥さん、kouさんの４名との差がどんどんと開いていく…
おいおい、もうちょっとまったりいこうぜと思いつつも特に気にせず、だべりながらのんびり歩いていく後方４名。
そこで次のスタンプキャラは誰かといった話題に。
まぁ次の場所はあそこなので、キャラはほぼ決定済。
なのでそのキャラ以外だと誰が来るかと予想。
もちろん私の予想はこれです。




私「山田先生しかないでしょ」
一同「wwwwww」
私「もちろん髪を切る前」




そんな感じに歩き続け、次のチェックポイントである５番「縁川商店」に到着しました。
そしてさっそくスタンプGET。
キャラは予想通りの「縁川 小石」でした。ちぇ


さて時間を確認するとすでにお昼過ぎ。
さすがに腹が減っては戦ができぬということで、ここで昼飯ということに。
さっそく店内に入りクーラーのひんやりとした空気のなかで何を注文しようかな〜と思っていると、本日限定の宮藤深衣奈特製？「ほくほくカボチャ弁当」が販売しているのを発見しました。
てなわけでこいつを迷わず購入。
温めてもらってさっそくいただきました。
うん、普通においしい。
もうちょっと量があった方が良かったですが、これからさらに歩かないといけないので、ある意味ちょうどいいかもです。


おいしく弁当を戴いていると、突如ある話題があがりました。
なんでも関西組いわく、店員の一人があの白石稔に似ていないかとのことです。
たしかに言われてみれば、見た目に挙動、雰囲気などがみのるんるんっぽい…
てゆうか、見れば見るほど本人っぽく思えてきたんですがｗ
そして気付けば堕天使さんがコミュを作ってました。
長野の白石、大人気ｗ


食事が終わり、ふとレジを見ると、なんか限定のおみやげが。
見てみるとなんでも以前撤去した橋の木材をキーホルダーしたものでした。
せっかくなのでこれも買ってみることにしました。
ちなみに私が買ったのは、こんなやつです。






んで食事を終えて軽く休憩もしたところで、ようやくゴミ拾いを再開するために店外へ。
むわっとする熱気にやる気を削がれつつも、次のチェックポイントである４番に向けて歩き始める我々。
そしてさほど時間もかからずにチェックポイント４番「海ノ口駅」に到着しました。
ここでのスタンプキャラは「草薙 桂」でした。
んでデジカメ持ってる組は軽く写真撮影などをしてから、湖の反対側にあたる３番に向かって歩き始めました。




んで３番に向かって歩き続けていると、何名かが足の痛みを訴え始めてきました。
たしかにスタートしてからすでに２時間以上が経過。
途中休憩したとはいえ、足が痛くなってもおかしくないというものです。
おまけにサンダルで歩き続けていた早坂にいたっては足の甲まで痛くなってきたとのこと。
しかし、まりえんテーリングはまだ半分。
ついでに場所的に近くに休憩できそうな場所もなければ、引き返そうにも戻るなら先に進んだ方がマシと思える位置なので、そのまま進むことに。




そして木崎湖の北にある農道を歩いて反対側に行き、そのまま歩き続けること十数分。
次なるチェックポイントである３番「下諏訪神社」に到着しました。
んでここのスタンプキャラは「宮藤 深衣奈」。
ここで軽く小休止したのち、我々は次のチェックポイントに向かって歩き出しました。




さて、この下諏訪神社から次のチェックポイント２番までは、このまりえんテ−リングで一番距離があり、必然的に長距離歩行を強いられるわけですが、ここからは両側に木が生い茂っているため日陰が多く、「海ノ口駅」→「下諏訪神社」に比べるとまだ楽でした。
それでも強い日差しの中を歩き続けたためか、半数以上が日焼けにやられてる始末。
誰ですか、これだから引き篭もりは…とか言う人は。
あの日射しじゃ、誰だって日焼けするっての。
まぁ何故か日焼けしていなかった私が言っても説得力ありませんが。




そして２番に向かって歩き続けていると、また陣営分裂が発生しました。
メンバーは先ほどと同じく、早坂、ハルヒさん、スバルさん、の３名が先行して、残りの私、堕天使さん、飛鳥さん、kouさんの４名が後方からついていくといった感じです。
んで後方組ではまたスタンプキャラ予想の話題が上がりました。




今回のスタンプキャラは全員で８名。


そして今まで集めたのは
「神城 麻郁」
「小野寺 樺恋」
「縁川 小石」
「草薙 桂」
「宮藤 深衣奈」
の５名。


となると残るはあと３名。
おそらく、苺にゃんとみずほ先生は鉄板として、残るはあと１名。
なので、誰が来るかを予想してました。




とりあえず残り３名のうち２人が苺にゃんとみずほ先生と仮定すると、男が３人女が４人となるため最後の１人はおそらく男が来るだろうとなったわけです。
さらにツインズ組３人、両方出演組４人ともなっているので、ツインズ組が来るんじゃないかな〜と。
となるとこの２つの条件に当てはまるキャラといわれて思いつくのは、島崎でした。
というわけで、最後の一人は島崎じゃないかという結論になりました。


しかしまぁこれではつまらないとのことで、各自好き勝手予想してましたが。
とりあえず名前が出てるってことでまりえとの意見もありましたし。
ちなみに私はここでも山田先生を一押ししたのに、みんなから否定されたとです…




そして湖ぞいにしばらく歩き続け、ようやく次のチェックポイント２番「木崎湖キャンプ場」に到着しました。
もう木崎湖編ではおなじみの場所です。
ここでのスタンプキャラは予想通り「森野 苺」でした。
んでふとスタンプが置いてある机を見てみると、そこには深衣奈と樺恋のお手製ぬいぐるみが置いてありました。
我々がそれに注目していると、実行委員会の方が颯爽とぬいぐるみを持って立ち上がりました。
そして何をするかと見守っていると…




実行委員会の方「３、２、１、…０！」












すっぽーーーーーーん













うわあぁぁぁぁ！？
服が！！
２人の服が脱げたぁぁぁぁ！！




もう一同大爆笑wwwww
そしてすかさず撮影開始。


デジカメ組が撮影する中、私も携帯のカメラで撮影してました。
さらに私はその場にしゃがみこみ、下のアングルからも撮影開始。
やばい、なんかエロいぞ、このアングルｗ
すると周りの方々も下のアングルから撮影を始めました。


しかし、服を脱がされたぬいぐるみをしゃがみこんで撮影してる大人達。


なんだこの異様な光景www




ちなみにそのとき撮ったのはこれです。





しかしこの２人、さすがドラマCDで「中学生のように未成熟な体」と言われただけはありますね。
凹凸一切ねぇwww（この場合、色々違うだろ




そして撮影を終えた我々は、次のチェックポイント１番に向かって歩き始めました。
といっても１番はすぐそばなので数分ほどで到着。
というわけでチェックポイント１番「木崎湖公園」に到着しました。
ここでのスタンプキャラも予想通りの「風見 みずほ」。




さてスタンプもいよいよあと１つ。
つまり、まりえんテーリングももうすぐゴールです。
そのわりにはやたらとゴミ袋が軽いわけですが、なんででしょう？


いや、ちゃうねん。
ゴミ拾いは真面目にやってるねん。
ただ予想以上にゴミが落ちてないんよ。
まぁこれ自体は喜ばしいことですけどね。




そしていよいよ最後のチェックポイント８番に向かって歩き始める我々。
まぁここも木崎湖公園からすぐそばなので、またもや数分で到着したわけですが。
てなわけでチェックポイント８番「ゆ〜ぷる木崎湖」に到着しました。


んでいよいよ最後のスタンプ。
ここまででの後方組の予想は
本命：島崎、まりえ
対抗：四道兄妹
大穴：山田先生
となっていましたが、はたして…




そして押してもらったスタンプに書かれていたキャラは…












「織部 椿」












その発想はなかったwww








おいおい、ここで副会長ときましたか…
さすがに後方組の誰からも名前が上がってなかったよ！
もう、完全に予想外でした。
そして男４人女４人と思ってスタンプラリーシートにスタンプ押してた人マジ涙目ｗ
とりあえずツインズ組、両方出演組は４：４にわかれましたけど。
ですが、スバルさんは苺にゃんをツインズ組の列の方に押していたので、桂、みずほ先生、小石のスタンプが押されている列に副会長のスタンプとどうにも締まらない結果になってしまいました。




そしてすべてのスタンプが集まったということで、スタート＆ゴール地点である「信濃木崎夏期大学」に向けてまりえんテーリング最後の移動開始。
みなさん結構疲れていましたが、あと少しということでのんびりとですがゴールに向けて歩いていきました。
先ほどは通らなかったOPの坂道を登ったりしながら歩き続けて、ようやく信濃木崎夏期大学に戻ってきました。
そしてゴミ袋を渡して、ようやくゴール。
時刻は14:30。
実に３時間半にわたるゴミ拾いでした。
そしてゴールした後は行く前に購入したCD-ROMとポスターと入浴券を受け取りました。
まさかこんなところまできてビームサーベルを装備することになるとは…
といってもこのときは、以前セブンイレブンの５００円くじでＧＥＴした、仮面ライダーショルダーバッグを背負っていたので、ビームサーベル装備をすることができなかったわけですがね。




そしてまりえんテーリングも終わり、買い物をしたメンバーが購入物を受け取ったということで、とりあえずキャンプ場に戻ろうかということになった我々は、昨日も訪れた関西組が宿泊しているキャンプ場のコテージに向かって歩き出しました。












・次回予告
終わりを迎えたまりえんテーリング。
しかし、今回のイベントはむしろこれからが本番だった…






第４話　「にぎやか色の交流会」