木崎湖再逢 第2話

そして先ほどの謎の消えたびっくりドンキですが、この後で謎はあっさりと解決しました。
それは大通りに戻ってすぐのことでした。
なんか右側に見えたんですよ。
見覚えのある看板が。
そう、カーナビの示していた場所とまったく違うところにありやがんの。
これはどっちなんですかね?
つい最近店舗移動したのか、それとも純粋にカーナビが間違えたのか…
今となってはどっちなのかわかりませんが、実はここで昼飯をハンバークにしなかったことが、正解だったと後々判明します。
まさに怪我の功名というやつでした。








木崎湖再逢






第2話 「○○○1泊」












早坂家を出て約10時間半。
ようやく私と早坂は、今回の旅の舞台である木崎湖に到着しました。
そして早坂が関西組と連絡を取り合った結果、去年もここについてまず最初に向かった場所である温泉で待ち合わせすることになりました。
んで温泉にて関西組の方々と合流。
ちなみに今回行動を共にすることとなる関西組の方々は


ハルヒさん
・スバルさん
・堕天使さん
・飛鳥さん
・kouさん
・千影さん


以上、6名となります。




んで合流後、夕飯を食べに行こうということでハルヒさん達が前もって予約を入れておいたというお店へ行くこととなりました。
ちなみに駐車場があまり広くないということで、車は2台にしてそれぞれに4人ずつ乗るということとなりました。
そしてその1台となった我がファミリアには私、早坂、ハルヒさん、スバルさんが乗り込み、そのお店に向けて走り出しました。




珍しく後部座席が人で埋まってる状態で走ること十数分。
いよいよそのお店、個人経営かと思われるハンバーグ屋さんに到着しました。
この店は昼に寄ろうとしたびっくりドンキのようなチェーン店とは違い、ちょっとした喫茶店のような外見をしております。
なので、こののどかな大自然にはピッタリでございます、はい。




そんな感じに店の外見を眺めた後、8人という大所帯で店に入りました。
そしてハルヒさんが予約していることを店員であるおばちゃんに伝え、席に案内してもらいました。
席についたところでさっそくメニューを見てみましたが、まぁこの店は初めてなのでどれがいいかなぞわかりません。
となると、ここはネタに走るのが定番ですが、ざっとメニューを見る限りネタっぽいものもないので、普通にはんばーぐを注文しました。




そして関西組の方々と話していると、いよいよハンバーグが運ばれてきました。
結構待たされたので、待ちに待ったといったところです。
とりあえず見た目は普通のハンバーグ。
まぁメニューでの写真が普通だったので、違ってても困りますが。
んでお味のほうですが、こちらは普通どころか、かーなーりうまい。
私の貧相な文章力ではこの味を面白おかしく伝えることはできませんが、とりあえず、普通においしかったです。
そして食事中にハルヒさんが言っていた「はんばーぐは泣ける」はある意味名言w
たしかにAIRをクリアしたことある人にとって、はんばーぐは泣けるでぇ。




そして食事も終了して店を出た我々は、とりあえず食事の後は風呂ということになったので、荷物を取りに一旦関西組が宿泊している木崎このキャンプ場に戻ることにしました。
その途中、ちょっとしたドラッグストアみたいな店に寄りつつもキャンプ場へ到着。
そこで温泉に行く準備を整えた我々は、去年バーベキューの後に関西組に連れて行ってもらった、あの花火を見ながら入った温泉へと向かい車を走らせました。


んで温泉に到着し、さっそく入ろうかと思ったらなんと入場数が満員なので入れないと断られてしまいました。
ならば別の温泉へということで、関西組に連れられるままに別の温泉へと向かうことになりました。
その温泉へと到着してさっそくフロントに入れるがどうかを聞いたところ、どうやらこっちは満員ではないということでさっそく入ることにしました。


ちなみにこっちの温泉は去年入った温泉より広く、数種類の風呂を楽しめるつくりになっていました。
しかし入れたとはいえ結構な人数が入浴しているため、洗い場はすべて使われていたので少し待たされることになりましたが。
そして体を洗った後、露天風呂で関西組の方々と語り合う早坂と私。
ここで花火が上がれば去年のように風流を味わえたのですが、残念ながら今回は花火が上がっていませんでした。
まぁ去年が奇跡的なタイミングだっただけで、あれはそうそう体験できるものではないのでしょうけど。
体験したいのなら事前に日付と時間を確認してくるしかないでしょうね。




温泉に入って今日一日の疲れを癒した我々。
すると千影さんが今日帰ることになっていたらしく、ここで千影さんと別れました。
そして残りのメンツでキャンプ場へと戻るために車を走らせました。
ちなみに戻る途中、突然目の前で花火が上がり始めてちょっとびっくり。
まさか今年も花火を見れるとは…
まぁお盆に来てるのでこの手のイベントをやっててもおかしくはないのですが、事前にやってることを調べたりはしていなかったので普通に感激ですよ。
そのまま花火を眺めながら我々はキャンプ場へと車を走らせました。




途中コンビニに寄りつつも、キャンプ場に到着した我々。
時刻はすでに22:00を過ぎており、キャンプ場は静寂に包まれておりました。
そして関西組の方々が宿泊しているコテージでしばし雑談。
今のところ私と早坂は宿泊場所を決めていませんでしたが、関西組の方々の話ではこの辺で車中泊できる場所はコンビニか少し離れたところにある道の駅ぐらいだということ。
となると道の駅かな〜と思っていると、一旦車に荷物を取りに戻っていた早坂から電話が。
実はこのキャンプ場に宿泊申請していなかった私と早坂は駐車場に車を止めることができなかったため、どうせ後々移動するだろうからと車を路肩に止めていました。
んで荷物を取りに戻った早坂がそこでこのキャンプ場の管理人と遭遇し、路肩駐車を咎められてたとのことです。
となると私も向かった方がいいだろうなと思い、早坂の所へ。
そして管理人さんから注意を受けたものの、事前に言ってくれればなんとかするからと嬉しいお言葉をいただけました。
ですがまぁ、今日のところは時間的に無理とのことなので場所移動することになりましたが。


ちなみにこの管理人さん、かなり気さくな人で色々この木崎湖の話を聞かせてもらいました。
特に何かキャラクター商品を作ろうということで始まった「おねがい日本酒プロジェクト」の話は、かーなーり興味深かったです。
そしてせっかくだからということで、私と早坂はそのお酒を買っていくことにしました。
ちなみに早坂はもともと買っていく予定だったようですけど。
といってもここでできるのは注文することだけで、商品が届くのは約2週間ほどかかるとのことです。
なので実物は届いてからのお楽しみということにして、とりあえず私は清酒おねてぃ」と清酒「みずほ」のうち、「おねてぃ」を注文しました。


そして時間も時間なので管理人さんと別れた我々は、一旦関西組が宿泊しているコテージに行きました。
そこでまたしばし雑談。
すると先ほど注文したお酒があるとのことで、さっそく味見させてもらうことに。
といってもこの後早坂は道の駅まで運転するので、早坂には申し訳ないことですが私だけ味見させてもらいました。
んで飲んだ感想ですが、いや〜とっても飲みやすいです。
飲んでも、くっとくる感覚がなく、さらに甘いので結構飲みやすい部類に入る酒だと思われ。
ただこれだとジュース感覚で飲めてしまいそうですけど。


そのまま関西組の方々と雑談していると、我々の明日の予定を聞かれました。
とりあえず特にこれといった予定もないので、その旨を伝えると、だったら明日ゴミ拾いをしませんかと誘われました。
なんでも明日木崎湖のゴミ拾いを行うというイベントがあるそうで、関西組のみなさんはこれに参加なされるもよう。
なので先ほども言ったとおり、特に予定もない私と早坂も参加することにしました。




そして日付が変わった頃、さすがに時間も時間だということで私と早坂は関西組と別れて車に戻りました。
そして教えてもらった道の駅まで真夜中の山道を走る我がファミリア。
20分後、道の駅に到着。
んで椅子を倒してそこに寝袋を敷いて眠ることにしました。
さすがにファミリアでの車中泊は初めてのことですが、2人なので狭いということはないです。
むしろ結構寝やすくすら感じられてきました。
そんなわけで、横になった私はMP3プレーヤーで音楽を聴き始め、気付けば眠りの世界へ旅立っていました。












・次回予告
いよいよ始まるゴミ拾いイベント。
それは暑さと日射しと足の痛みとの戦いの始まりだった…






第3話 「ファン集結! 木崎湖で超ゴミ拾い!」