木崎湖再逢 第4話

そしてすべてのスタンプが集まったということで、スタート&ゴール地点である「信濃木崎夏期大学」に向けてまりえんテーリング最後の移動開始。
みなさん結構疲れていましたが、あと少しということでのんびりとですがゴールに向けて歩いていきました。
先ほどは通らなかったOPの坂道を登ったりしながら歩き続けて、ようやく信濃木崎夏期大学に戻ってきました。
そしてゴミ袋を渡して、ようやくゴール。
時刻は14:30。
実に3時間半にわたるゴミ拾いでした。
そしてゴールした後は行く前に購入したCD-ROMとポスターと入浴券を受け取りました。
まさかこんなところまできてビームサーベルを装備することになるとは…
といってもこのときは、以前セブンイレブンの500円くじでGETした、仮面ライダーショルダーバッグを背負っていたので、ビームサーベル装備をすることができなかったわけですがね。




そしてまりえんテーリングも終わり、買い物をしたメンバーが購入物を受け取ったということで、とりあえずキャンプ場に戻ろうかということになった我々は、昨日も訪れた関西組が宿泊しているキャンプ場のコテージに向かって歩き出しました。








木崎湖再逢






第4話 「にぎやか色の交流会」












キャンプ場に戻る途中、私と早坂は一旦駐車してあった車に戻りました。
とりあえず予定では今夜も車中泊となると思われたので、先に車をキャンプ場に移動させておくことにしたのです。
んでその後でキャンプ場の管理人さんにどこか駐車できそうな場所を相談するといった感じです。
そんなわけでさっそく車に乗り込もうとしたわけですが…
みなさん、炎天下の中、直射日光を全力で浴びる駐車場に数時間放置した車がどうなるか、簡単に予想できますよね。
そう、車内がね、ものすっごい温度になってるの。
さすがに乗り込めるわけもなく、とりあえずエンジンかけてエアコン全開。
まぁここからキャンプ場まで車なら1、2分の距離なので、無理すれば灼熱地獄と化した車内に乗り込み窓全開にして移動するといったこともできましたが、そこまでする気もおきなかったのでとりあえず人が普通に乗れる温度になるまで冷却〜。
んで車内が乗り込んでも問題ない程度の温度になったところで、いざ出発。
そして1分走って駐車。
その後キャンプ場の管理人さんに会いに行って、とりあえずキャンプ場の外にある駐車場になら泊めていいとの許可をいただいたので、この駐車場を今日の宿泊地としました。




そして車からいくつかの荷物を取り出した私と早坂は、関西組が宿泊しているコテージへ。
んでコテージについたら、さっそく水着に着替え始めました。
そう、季節は夏!
さらに目の前には湖と来れば泳ぐしかないでしょ!
というわけで、事前に早坂に言われて出発の前日に水着を買いに行った私も水着へとフォームチェンジ!
そしてゴーグルに海パンを装備したSPmasterスイムフォームへと変身を遂げました。




んで水着に着替え終わった私、早坂、ハルヒさん、スバルさんの4人はさっそく目の前の木崎湖へ。
(ちなみに他の方々はまりえんテーリングの疲れを癒すために、泳がずに各自休憩しています。)
いや〜、初めて入った木崎湖は意外と温かくてビックリ。
これってプールとかよりも温かくないですか?
でも足がつかないほど深いところにいくと結構冷たかったりしますが。
あと水草とか砂とかで潜ってみても視界は悪く、数メ−トル先もよく見えないような状態です。




う〜ん、泳ぐのは実に5年ぶりぐらいでしたが、一度覚えた泳ぎって忘れないものなんですね〜。
久しぶりなのに意外とすいすい泳げる自分にビックリです。
そしてそんな私より得意げに泳いでいる早坂。
どうやら本人曰く、水泳は得意なのだそうです。
てかお前、自分はインドア派とか言っておきながら、スノボやら水泳やら普通にスポーツに強いじゃねぇか。
少なくとも中高と運動系の部活に入っておきながら、一般人レベルより上なのは長距離走だけな私よりスポーツに強いって。


あとハルヒさんはどうやら水泳が苦手なようで、この4人のなかで唯一の浮き輪装備でした。
そのため、泳げる3人集から浮き輪を狙われて逃げ回ったりしてました。
いや〜、浮き輪で浮いてる人を見ると思わず浮き輪を奪いたくなるのは私だけですかね?
とか調子に乗ってたら、桟橋にあがったところを休憩してたはずの堕天使さんに突き落とされたりしましたが。






そのまま1時間ほど木崎湖で泳いでいましたが、この後のイベントの前に温泉に行くならそろそろ移動しないとと堕天使さんに言われ、木崎湖から上がる水着の4人。
そして服に着替えてそのままゆ〜ぷるへ。
ここで私はさっそくまりえんテーリングの前に購入したゆ〜ぷるの入浴券を使用してみました。
すると券の裏におねがいシリーズのキャラスタンプを押してもらっちゃいました。
そのキャラはなんと「なっちゃん」。
おいおい、こいつは副会長以上に変化球だぞ!
てか、仮にもティーチャーでレギュラーだった楓を差し置いてスタンプ化とは…
なっちゃん人気恐るべし!
まぁ理由はわかるけどねw(ぉ
つか、スタンプ何種類あるんだろ…




んでまったりと入浴後、準備を整えた我々はさっそく今夜のイベントの会場である「信濃木崎夏期大学」へと向かいました。
ええ、まりえんテーリングのスタート&ゴール地点だった場所です。
今回はまりえんテーリングのときに停めた駐車場が閉まっているので、信濃木崎夏期大学の下にある駐車場(?)に停めることにしました。
しかしそこに向かってる途中で早坂に異変が。




早坂「ねぇ、ミスター。」
私「ん?」
早坂「俺のバッグ知らない?」
私「いや、知らんけど…」




どうやら早坂、持ち歩いていたバッグが見当たらないようなのです。
とりあえず駐車場(?)に車を停めた早坂は、慌てて車の中をガサゴソガサゴソ…
しかし見つからない。
となるとゆ〜ぷるに置き忘れたのかも…ということで、急いでゆ〜ぷるに戻る私と早坂。
するとゆ〜ぷるの駐車場で無事バッグを発見。
どうやら一度バッグを取り出したときにそのまま駐車場に置き忘れてしまったようです。
んでバッグを回収したら再び駐車場(?)に戻り、そのまま信濃木崎夏期大学へ。




とりあえず信濃木崎夏期大学内へ入ったわけですが、イベント開始まではまだ30分ほどあるもよう。
なので関西組の方々とだべりながら暇をつぶしていました。
そして時刻は19:00…
ついに本日の夜のイベント、ファン交流会が始まりました。






まずはスクリーンに映像が映し出されました。
それと同時にアカペラでなんか歌声が聞こえてきましたって、なんだこの曲?
なんか木崎湖はどうのこうの言ってますが、これってもしかして木崎湖のテーマソングとかですかね?
そのわりにはこう、なんと言っていいのか…
そしてなんか聞き覚えのある歌声ってか、この声ってまさか…


と思っているとスクリーンに見覚えのある方が映し出されました。
ああ、やっぱりこの謎の曲を歌っていたのはあなただったのですね。
そしてお約束のアレが始まりました。




喜久子姉「井上喜久子、17歳です。」
一部のファン「おいおい!」




おお、ちゃんとお約束をやってる人がいるw






しかしさすがはこのお約束をやり慣れている喜久子姉、会場の反応が薄いことを予測しており自らこのお約束を説明してもう一度自己紹介をやり直す徹底振りw
あんた、さすがだなwww( ´,_ゝ`)b




喜久子姉のビデオレターの後は、実行委員長の挨拶。
続いてゆ〜ぷるの社長の挨拶もありました。
それらが終わると今度は井出監督の挨拶。
しかし、すいません。
たしか、かーなーり大人なかっこいい発言をしていたはずなのですが、私が内容を覚えていないのでここで書くことが出来ませんでした。
なんか大人なかっこいい発言をしていたというのは覚えているのですが…
ちなみにこのあと司会の人が「今後また木崎湖を舞台にした作品を作る気はないですか?」といった質問をしたのですが、そのとき苦笑いしていた井出監督がとても印象的でした。
まぁそりゃ作れないですよね。


井出監督の挨拶が終わると、今度は参加者の中から何名か今日の感想をということになりました。
そして地元民の方やコスプレしてた方などが呼ばれてコメントしてました。
なかでも凄かったのが、わざわざ自転車で20時間もかけて来たという御方。
てか、場所によっては山道とかもあるのに…
車で半日かかって遠いなぁ〜とか思ってた自分が恥ずかしいわ。




そして参加者の挨拶も終わった頃、何故か再びスクリーンに映像が映し出されました。
もちろん出てきたのは喜久子姉。
え!?
さっきので出番終わりじゃなかったの!?


そう思っていると、さきほど一切触れなかった冒頭にアカペラってた謎の歌についてや自身の木崎湖での思い出などを語りだす喜久子姉。
どうやらこのビデオレターは2部構成だったようです。
そして冒頭でアカペラってたってた謎の歌、どうやら喜久子姉が即興で作った木崎湖の歌なのだそうです。
ああ、だから(ry




そして喜久子姉のビデオレターが終わりを迎えると、今度は参加者全員によるファン同士の交流会、すなわち自己紹介ゲームがスタートしました。
これは司会の方が「登場人物は誰が好き?」といったお題を出して参加者をグループ分けし、そのグループ内で自己紹介しあうというものです。
なのでここまでは関西組の方々と固まっていましたが、ここで各自バラバラに散らばりました。
まぁこの交流会に参加した人数は100名ちょっとだったので、なかなかの集団移動となったわけですが。
せっかくなので、その一部を紹介。






・「登場人物は誰が好き?」
これは迷わず苺にゃんのところへ向かいました。
むしろほかにドコに向かえと!
まぁ山田先生の枠があったら迷ったかもしれませんがねw(ぇ
そして苺にゃん好きが集まったグループでの自己紹介。
とりあえず苺にゃんグループはそれなりに人数がいるので、さらにグループわけをすることに。
その結果、私のいたグループは8人となりました。
んでここで本来なら自己紹介をするのですが、自己紹介はここに来るまでにすでに2回やってるので、普通にするのではつまらない。
なのでこうしてみました。


ティーチャーとツインズ、どっちの苺が好きか?』


これでグループをさらにわけてみたところ…






ティーチャー派』…1人
『ツインズ派』…7人








ちょwwwww
小悪魔苺にゃん人気ありすぎwwwww




まぁ私もツインズ派ですけどね。
で、唯一のティチャー派の人の意見は、あの儚げで影のあるところがいいのだとか。
たしかにそれは納得です。
ですが、過去とかを乗り越えたすえに何かはじけちゃったツインズ版の苺にゃんの方がいいと思う私。
悪魔の尻尾とかはえてそうなところがw






・「今日はどこから来ましたか?」
ボケることもなく関東グループへ。
ここで早坂と合流。
んで自己紹介となったのですが、ここでとんでもない偶然が。
先に自己紹介を始めた2人組がいたのですが、彼らが自分達の通っている大学の場所をおおまかに言ったのですよ。
するとそれを聞いて顔を見合わせる私と早坂。
何故ならそのおおまかな説明にすっごい心当たりがあったからです。
そして私と早坂は彼らに聞いてみました。その大学はこのような特徴がないかと。
そしたらどうでしょう。
なんと、彼らは肯定したのです。
つまり彼らは、私と早坂の卒業した大学の学生なのでした。


この事実を確認できたとき、思わず4人そろって笑ってしまいました。
こんな偶然ってあるんですね〜
というか、あの大学には我々みたいのしか集まらないのでしょうか?
さらに話を進めていくと、なんと高校も早坂と同じでした。
おいおい、いくら早坂の卒業した高校があの大学の付属校だからって、何もそこまで同じにならんでも。
こういうのも、類は友を呼ぶって言うんですかね?
しかし、せっかくなので彼らに大学のことをいくつか聞いてみましたが、何も変わってないっぽいですねあの大学。
まぁたった1、2年で劇的な変化を遂げるわけもないんですけどね。






・「お気に入りの名所はどこですか?」
これはいくつか迷いましたが、自分の本能に従いゆ〜ぷるへ。
すると6人しかいねぇの。
おいおい、今まで私がまわってきた中で最少人数じゃないですか!
そして6人での自己紹介。
しかしここまでくると誰も自己紹介をせず、むしろいつの間にか何故ここはこんなに人がいないのか討論を行ってました。


ゆ〜ぷる派の人1「この少なさはおかしいですね。」
私「ですよね。だってみんなあの温泉シーンを見たときに心の中で絶対「スタッフGJ!」と思ったはずですよ!感謝の気持ちを抱いたはずです!なのに、なのに、その気持ちを忘れ、他の名所に行くとは…」
ゆ〜ぷる派の人2「きっと我々以外は素直になれなかったんですよ。」
ゆ〜ぷる派の人3「もしくは恥ずかしくて避けたのでは?」
私「くそっ!みんなもっと己の欲望に素直になればいいものを!」




う〜ん…
今思い返すと、なんともあったま悪い討論ですね。
でもあの場では終始こんなテンションだったので、気にしてませんでしたが。






とまぁ、だいたい自己紹介ゲームはこんな感じでした。
そして自己紹介ゲームが終わると、いよいよお待ちかねの抽選会。
実はまりえんテーリングに参加したときにもらったスタンプラリーカードにはそれぞれシリアル番号か割り振ってあり、その数字を元にクジ引きをおこなうことになったのです。
んで井出監督が前に呼ばれ、そこで井出監督にクジを引いてもらい、引かれた番号の人が景品を貰えるといった感じです。
景品は結構用意しているとのことで、ちょっと期待しちゃいました。
でも私は残念ながらクジ運0なので、ほんとにちょっと期待した程度ですけど。
ガチャガチャの引き運はあるくせに、こういった普通のクジで当たった記憶がないのはいかがなものかと…
もしかしたら、ガチャガチャの引き運で他の運をすべて使い果たしてるってことですかね?


そんなわけで私がこの世の理不尽さ(ぇに嘆いている間にも、クジ引きはどんどん進んでいきます。
気付けば関西組の方々も次々と当選していき、さらには早坂も当選。
ちなみに早坂の景品はポスターでした。
しかもまりえんテーリングの前に早坂が買っていたDVDのおまけとしてもらったのとは違うやつ。
なので早坂は1と2の両方のポスターをGETしてしまいました。
ああ、なんかいいな〜


んで待てども待てども呼ばれない。
ああ、ここでも私のクジ運の無さは健在なのかとヘコみ始めた頃、なんと私の番号を井出監督が引き当ててくださったのです!
ありがとう、ありがとうございます井出監督。
今なら私、DVD全巻購入しちゃいそうですと超うかれて景品を受け取りに行きました。
さて、私は何を貰ったのか。
それは、これです!










てか、小石のうどん限定ですか。
小石のうどん1杯タダ券










あれ?
なんだろ?
あたったのに
どこかむなしい






だ、駄目だぞ私!
普段のクジ運の無さを思い出せ!
当たっただけでも儲けものなんだぞ!
景品にケチをつけるなぞ、言語道断だぞ!
現にいまだに番号を呼ばれていない人もいるのだから!








まぁ結局は井出監督のご好意で、まりえんテーリングに参加した100人ちょい全員が景品を貰えたわけですけどね。




う、うわ〜い。
これでまた去年みたいに、真夏日に熱々の小石のうどんが食べられるぜ。
しかも、タダで。
わ〜いわ〜い。






そんなわけでファン交流会最後のプログラムであった抽選会が終わり、ファン交流会はお開きとなりました。
ちなみに出口付近にてグッズやらおにぎりやらが売っていたので、私は夜食用におにぎりを買っていきました。
そして駐車場(?)に戻ったところで、用事がある堕天使さんが帰宅することに。
なので関西組の方々と一緒に堕天使をお見送りしました。
その後は関西組が宿泊しているコテージで今日の打ち上げをやろうということになり、さっそく近くのコンビニへ買出しに出発しました。
そしてコンビニにて酒やらジュースやらお菓子やらを購入。
んで関西組の宿泊しているコテージへ戻って、いざ宴会開始となりました。


各自買ってきたものを適当に飲み食いしながら、適当にだべる我々。
いや〜なんというか、色々と面白い話を聞かせてもらいました。
去年初めてこの木崎湖で行動を共にしたときは、今回のようにじっくり腰をすえて話す機会が無かったので、尚更って感じですかね。
まただべってるなかでスバルさんが調合のプロ(ぉだということが判明し、せっかくなので私が先ほどコンビニで買ってきた怪しいジュースとチューハイを調合してもらいました。
するとどうでしょう。
コップにはとても表現しづらい味の飲料が生まれていましたw
一応その場にいたみなさんにも一口ずつ飲んでもらいましたが、全員「これはありえねぇ!」みたいな顔をしてて笑えたw
ですがまぁ酔った勢いで私はそいつを飲み干しちゃったわけですがね。
これが次の日になってあのような悲劇を招くことになろうとは…




そんな感じに楽しんでいましたが、一人また一人と眠気に負けていくうちに、そろそろ解散しようかということになりました。
そして私と早坂はここで関西組にお礼と別れを告げて、車へ戻りました。
んでなんとか眠たい頭を働かせて昨日と同じ要領でシートを倒して、その上に寝袋を敷いて寝ることにしました。
一応寝る前に携帯にアラームをセットしておきました。
明日はただ帰るだけですが、少しでも渋滞を避けるために起床予定時間は05:00としたからです。
まぁ宴会がお開きになった頃には00:00を過ぎてましたけど。
そして横になった途端、この日の疲れが一気に襲ってきたのか、すぐに深い眠りについてしまいました。












・次回予告
この日はまっすぐ帰るのが当初の予定だった。
だが、予定とは、覆すためにあるようなものなのである。






第5話 「よりみちのかえりみち」