Fifth 〜Eternal Collection Box〜 感想そのいち 〜Fifth〜

注:今回の感想はネタバレがかなり多く含まれています。なので簡単なネタバレでも見たくない人は、ほかのタイトルに飛んでください。
















































































今日はFifthシリーズ最初の作品にして、Runeの処女作品でもある「Fifth」の感想を書きますよ〜








・ゲーム内容
この世界とは違う別の世界の存在である「天魔」。
その天魔の娘である「マナ」の父親となって、マナを立派な天使や悪魔に育て上げるゲーム。
なので普通のAVGパート以外にも育成パートがあります。
そこ、某お姫様メーカーとか言わない!








・システム関係
%というものがいかに当てにならないかを痛感させられました。


システムメニューなどのAVGパートでの基本的なシステム機能は「思春期」のとまったく同じです。
これはECB版「Fifth」になっての変更点で、旧版「Fifth」の頃はもっと単純なシステムだったようです。
まぁ発売されたのが1999年ですから、仕方ないことなんですけどね。
さすがに昔のシステム機能では物足りなすぎたのでしょう。
私的には「思春期」のシステムに変更してくれてありがとうといったところです。
だってこのシステム使いやすいんですものw
マウスカーソル自動消去といい、セーブデータ履歴数選択といい、履歴表示時に画面表示もあわせて変更といい、実にいい感じです。
ただ、初代「Fifth」の頃のシステム機能で遊んでみたかったというのもあります。
どの程度の機能しかなかったのかに興味があるのですよ。
どうせなら昔のシステム機能搭載版、つまり本当の意味での旧版「Fifth」も収録してほしかったな〜。
一応「Fifth 〜ECB〜」をクリアした後、旧版「Fifth」を中古で発見したのですが、旧版「Fifth」はwin98までしか対応してないとです…
さすがにwin98はないしなぁ・・・
まぁそれでもコレクション的な意味合いで買いましたけどねwww(ぉ




育成パートは毎日朝の時間帯におこなわれ(「Fifth」には時間という概念があり、朝、昼、夕方、夜でそれぞれ会話があったり選択肢がでたりします。)、それによってマナのステータスが変化します。
マナのステータスは体力のほかに、土、火、水、風の4元素があります。
育成パートでは儀式をおこなってこれらのステータスを成長させるわけですが、その方法はというとそれぞれの元素の力を持つ精霊石を石版に最大4つまでセットし、ちゃんと精霊石の力を解放できたかどうかによって成功か失敗かが決まります。
成功ならば体力と成功した精霊石の属性のパラメータが上昇してさらに一定数成功させるとレベルアップもしますが、失敗すると体力が減少してしまいます。
当然数が多ければパラメータも多く上昇しますが、その分失敗率が高くなります。
ちなみにこの儀式ですが、成功率がとにかく低い!
一応成功率が何%と表示されるんですが、実際の成功率は表示される%に-30%したものと考えておかないと痛い目を見ることに…
成功率96%を6回連続で失敗したときは本気でキレそうになりましたよ…
今までさんざんスパロボの命中率はあてにならないと言ってきましたが、これに比べたらすごく正確に思えます。
おまけに天魔であるマナは、この世界に存在するために魔力を消費するらしく毎日体力が減少してしまい、0になったらゲームオーバとなってしまいます。
さらにマナが成長するにしたがって減少する量も増えてしまいます。
そのため体力を回復することが出来る儀式を成功させることはとても重要なのです。
なのにこの難易度って…
一応ユウの店で購入できるアイテムで体力を回復することもできますが、効率を考えると毎日の儀式で回復させるのが1番ですね。


なので、「Fifth」攻略で重要なのは序盤でいかに儀式を成功させ続けるかの1点につきるかと。
幼精期は最低でもずっと精霊石2個成功を連発させないと、少女期がつらいつらい…
おまけに少女期になったら精霊石3個成功させ続けないと…
ぶっちゃけ失敗したらロードしてやり直すが基本となります。
このゲームほど、クイックセーブとクイックロードの重要性を思い知らされるゲームはないのではなかろうかと。


ちなみに儀式に成功すると、マナが儀式をおこなっているCGを見ることができます。
CGは、2個成功時、3個成功時、4個成功時、の3種類です。
かなり幻想的に仕上がっているCGなので一見の価値ありですよ。
てか、連続失敗したあとにこれが見れたときの達成感といったら、もう…




それとこの修行で上げるステータスは、ぶっちゃけ物語には一切関わってきませんw
シナリオ分岐条件もマナとの会話ででてくる選択肢のみです。
じゃあ何の意味があるかと疑問を抱かれることでしょう。
それは18禁ゲームの醍醐味である、Hイベントです。
「Fifth」でHイベントを発生させるには、ステータスを一定値にする必要があるのです。
一応10日目の天魔覚醒のHイベントは必ず発生しますが、それ以外のは全部ステータスを一定値にする必要があります。
これがかなり大変なのですよ。
どうやら見れる数値が決まっているらしく、ステータスを上げすぎると見れないのもあるのです。
中には序盤から狙ってステータス調整をしないと見れないものもあります。
そのためすべてのHイベントを見たいなら、攻略本か攻略サイトを見ながらやるのが一番ですw
一応旧版「Fifth」ならマニュアルにヒントが書いてあるのでそれを参考にステータス調整が出来ますが、ECB版「Fifth」にはそれがないため自力ではかなり難しいかと。
ちなみにHイベントの回数は悪魔シナリオの方が多めです。




それとユウの店でアイテムを購入するには、お金が必要となります。
金を得るには魔石を換金する必要があり、魔石は儀式でマナがレベルアップしたときか、もしくはHイベントが発生したときに生成されます。
一応Hイベントで生成された魔石の方が高い値段がつきます。
それ以外でも特定の日にアルバイトなどをすることによって資金を稼ぐことも可能ですよ。




あと隠し要素として10回エンディング(バッド含む)を見ると、ステータス画面に嬉しい変化がおこります。
これには思わず、スタッフGJ!( *´Д`*)bハァハァ、と言わざるをえないぜ!
やはりお父様としては娘の成長具合を直にたしかめn(ポリスメーーーンキィィィィック!








・音関係
「Fifthのテーマ」はここから始まった…


元は8年前の作品ということもあってか、ボーカル曲は1曲もありません。
後々に発売されるサントラには新規にボーカル曲が追加されていますが、ゲームにはボーカル曲はありません。
ですが、曲自体の出来はかなり良く、要所要所で話を盛り上げるのに一役買っています。
特に「Fifthのテーマ」は最高の1曲といえます。
この曲は続編が出るたびにリメイクされていますが、元祖はコレです。
とても幻想的な曲で、マナがこの世界にやってくる瞬間を描いたOP映像をさらに幻想的に仕上げてくれています。
というか、この頃はあったんですね、OP映像…


ただユウの店のBGMだけはどうにも違和感を感じずにはいられませんでした。
なんでアラビア系?
「Fifth」の雰囲気からめちゃくちゃ浮いてるわけですが…
ですが、これは「Fifth」をクリアした後だと、色々深読みが出来るようになるんですよね。




また旧版「Fifth」には音声が収録されていませんでしたが、ECB版「Fifth」はちゃんとフルボイス化されています。
んでマナの声がかなり幼女幼女な声で、すげぇピッタリです。
初めて聞いた時、何かがみwwwwwなwwwwwぎwwwwwっwwwwwてwwwwwきwwwwwたwwwwwのもいい思い出です。(ちょ
だってあんな舌足らずな声で「おとうさま」なんて言われた日には、もう…もう!(ヲチツケ


ちなみに声で一番違和感を感じたのはユウの店に出てくる双子の淫魔。
両方ともあきらかに見た目ロリなのに、片方の声がめっちゃ大人で違和感ありまくり。
聞いた瞬間見た目と声のあまりのギャップに思わず笑っちゃいましたよw
今思えば、あれは「Fifth」最大のギャグシーンでした。








・絵、キャラ
幼精期のマナの愛くるしさは最強レベル!




まぁ幼精期だけでなく、少女期のマナも愛くるしさも素晴らしいわけですが。
とりあえず儀式成功時のCGの出来は秀逸。
ただ、今の野々原氏の絵に比べてしまうと少し違和感を覚えますし、ECBのパッケージのマナとゲーム中のマナに正直絵柄の変化を感じずにはいられませんが、私にはまぁ問題ないレベルでした。
ちなみに彩色に関してはつっこんだらいけないのでしょうな。
これは昔の作品だからで納得しておくところだと思います。
こればっかりはしょうがないですし。
ただあまりにも固形物すぎるジャムは、正直どうかと思った。


あとこのゲーム、何故かCGを100%にすることができないのですけど…
イベントも全部見たのに98%…
たぶんOPのCGが登録されないせいだと思うんですけど、なんでだろ?
修正パッチも出てないみたいですし…
一応旧版「Fifth」の修正パッチはあるんですけど、ECB版「Fifth」のはないのですよ…
くそっ、あんな本当の意味で悲劇としか言いようのない「お父様の帰りが毎日遅かったら…」のバッドエンドも見たというのに…
あれは見てるのが辛かった…
てか、あれだけマナとの微笑ましい日々を見続けてきた後に、アレはちょっと…
普通にトラウマになりましたよ、マジで(;´Д`)
一応私は今までクリアしてきたゲームはCG100%にし続けてきたため、「Fifth」でもやろうと思ったのですよ。
そしたら………orz
他のバッドエンドと同じ感じだと思って甘く見すぎてました。
まぁ他のバッドエンドもかなり胸が痛いわけですが…
事前にどんな内容か知ってたら絶対やらなかったよ、チクショー!
まぁRuneは後々に「ゆきのかなた」を出すんで、予想できなかったわけではないですが…
そのため「Fifth -TWIN-」と「Fifth Aile」では本当の悲劇になりそうなバッドエンドは見てませんw




このゲームは娘であるマナとのふれあいがメインなので、登場キャラはかなり少ないです。
メインとなるキャラは主人公であるお父様を除くと、マナとユウの2人だけです。
あとはサブキャラクターがちょろちょろ居る程度です。
そのため「Fifth」をクリアするにはマナに萌えることができるかどうかが重要です。
もちろん私は問題ありませんでしたがねw(ほんと終わってるな
幼精期は無知な子供ならではの愛くるしい行動でこちらを和ませてくれ、少し成長して天使となった時のおしとやかさ、悪魔となった時のおてんばぶり、だが根底はどっちであろうと変わらない所、などが見ていて和ませてくれます。
やっぱシングルヒロインのゲームはそのヒロインを深く書いてくれるので、はまった場合は最高ですな。
逆にはまれなかった場合はゲームをやる価値がだいぶ下がるでしょうが…
とりあえず「Fifth 〜ECB〜」に同封されているファンブックに描かれている、裸で枕を抱きかかえているマナの絵の愛くるしさはネ申がかっておりますです隊長!(*´Д`*)ハァハァ


ユウは一応物語の重要キャラであるため、メインキャラ的な扱いを受けています。
ユウの正体はどのルートでもいいから、とりあえずゲームを1回クリアすれば判明します。
まぁある程度は予想してた展開だけに驚きはしませんでしたがw


あと主人公ですが、このゲームでは「あなたは…しました。」といった感じに主人公の行動が表示されるため、基本的に主人公はしゃべりません。
これには最後まで慣れる事が出来ませんでした。
てか、いいシーンで「あなたは…しました。」とか表示されると正直テンションが下がってしまうのですが…
なんかね、冷めるんですよ、この表現。
「誰が…をした。」といった表現ならまだ問題はなかったろうに…
かもたまに主人公主観な文章が入ってくるから、こっちは混乱させられること甚だしい。
そもそも、この表現にする必要性が理解できないわけですが…








・シナリオ
マナの成長話として見れば、それなりの出来栄え。




「Fifth」のシナリオは幼精期での選択肢により、少女期に天使と悪魔のどちらになるかが決まります。
また天使か悪魔になった後でも、選択肢によっては天使から悪魔に、悪魔から天使になることがあります。
あとは特定の条件を満たした後で人間になるシナリオにもいけるようになります。
そのため、シナリオは「天使→天使編」「天使→悪魔編」「悪魔→悪魔編」「悪魔→天使編」「人間編」の5つとなります。
とりあえずどのシナリオでもマナがこの世界で暮らすうちに、大切な何かを学ぶことに主点が置かれています。
そして人間編以外だとマナは最終的に主人公の元から巣立っていきます。
この辺りも実際の親子と同じですね。
子はいつか親の元から巣立っていくものです。
天魔であるマナの場合、それが普通の人よりも早いだけです。
この辺りは、実際に娘がいる人には感慨深いものがあるのではないでしょうか?
まぁ実際に娘がいる人がこのゲームをやってるというのは、色々な意味で危険な感じがしますがw


ちなみにゲーム内での期間は25日です。
幼精期が10日までで、11日からは少女期となってここから天使シナリオか悪魔シナリオのどちらかになります。
そして23日に翼が生えるイベントが起こり、ここで最終的にどのルートになるか決まります。
また、もし10日までにとあるアイテムを購入していると11日から人間編に入ります。
難易度的にいうとHイベントの回数が多く魔石が発生しやすい悪魔シナリオが一番楽です。
最も難しいのは人間編。


ちなみに幼精期7日目から夜に選べるようになる「Hなおはなし」ですが、ちゃんとしておかないと10日目におこなう天魔覚醒イベントが起こらずにバッドエンドとなってしまいます。
この「Hなおはなし」ですが、少なすぎても駄目で多すぎでも駄目なのです。
できるのは7日目〜10日目の4日間なので、2〜3回しましょう。
ちなみにHなおはなしを3回行うと、次の日の朝にマナがおもらしするイベントが発生します。
このおもらしイベント、何気にFifthシリーズ伝統のイベントとなっていますw
なので続編の「Fifth -TWIN-」や「Fifth Aile」でも発生しまっせ。
おもらしイベント好きにはオススメだぜw(ちょ


またシナリオ単体の出来で言ってしまうと、平均よりもちょい上といったところでしょうか。
そこそこのレベルではありますが、ずば抜けているわけでもなし。
まぁここにマナ萌え補正が加わると、シナリオの評価がかなり上がりますがw
ただバッドエンドの多さは正直どうかと思いました。
「選択肢ひとつ間違えただけでバッドエンド」が結構あるため注意が必要です。
では、それぞれのシナリオを語ってみますか。





  • 「天使→天使編」-

マナが天使のままエンディングを迎えるシナリオ。
天使としてお手伝いなどをちゃんと頑張るとこのシナリオになります。
このシナリオでは、マナにサブキャラで唯一名前があるリリアナという友達が出来ます。
ちなみにリリアナはこのシナリオでしか登場しないかわりに、このシナリオでの重要キャラでもあります。
そしてこの友達を通して、マナはあることを学びます。
でもこのシナリオはマナよりもリリアナの成長話がメインっぽくなってます。
マナは天使らしくリリアナを諭して正しい道へ導く役目となります。
ある意味天使となるマナの成長にはピッタリの話ではありますよ。





  • 「天使→悪魔編」-

天使になったはずのマナに悪魔の翼がはえるシナリオ。
お手伝いなどをさぼったりしちゃうとこのシナリオになります。
このシナリオでは天使時の服装ではしゃぎまわるマナという設定的に考えると貴重な光景が見れます。
そして天使なったはずだったのに最終的には悪魔になってしまったショックでふてくされちゃうマナという、中々に面白いものも見れますよ。
でもふてくされてても元が天使だったためか、微笑ましいわけですが。
というか、このふてくされた態度が子供そのまますぎて、むしろ微笑ましいのですよ。
そして何故そこまで天使になることに執着したのか、その理由こそがこのシナリオでは重要なんですけどね。
その後マナはお父様である主人公に諭されて、あることを学びます。
ちなみにこのシナリオでは唯一サブキャラがまったく関わってこないシナリオとなってます。





  • 「悪魔→天使編」-

悪魔になったはずのマナに天使の翼がはえるシナリオ。
悪魔になってからといって自由気ままにさせないようにするとこのシナリオになります。
このシナリオではマナは悪魔だからといって自由気ままなわけではなく、ちゃんとやっていいこととやっちゃいけないことの区別が最初からついています。
そのせいでちょっとした悩みを抱え込んでしまうのですがね。
でもそれを乗り越えられたとき、あることを学びます。
悪魔→天使という過程をたどる為か、全シナリオ中最もマナの変化を感じられるシナリオです。
ちなみにこのシナリオでもマナのお友達候補としてサブキャラが関わってきますが、出番が少ないためか名前はありません。
シナリオ的には結構重要なキャラとなるんですけどね。
マナが自身の力の正しい扱い方を理解するという意味で。





  • 「悪魔→悪魔編」-

マナが悪魔のままエンディングを迎えるシナリオ。
悪魔になったマナを自由気ままにさせているとこのシナリオになります。
私の初回プレイではこのシナリオになりました。
このシナリオでは最初は悪魔らしく自由気ままに遊びまわっていたマナでしたが、ある日少し怖い目にあってしまいます。
その後でマナは自分のこれまでの行動について思い直し、あることを学びます。
それからというもの、それまで手を焼いていた我侭や自分勝手がピタリと収まるからビックリ。
まぁ根はいい子ですから、ちゃんと周りのことを考えられるようになればこうなるのはあたり前なんですよ。
そして「悪魔→悪魔編」は、全シナリオ中最もマナの成長を感じられるシナリオだと思いました。
このシナリオの途中までのマナの態度が態度だっただけに、余計そう感じるのかもしれませんが。
あと、ところどころで見せる小悪魔っぷりは中々に破壊力がありまっせw





  • 「人間編」-

「Fifth」の公式エンディング、つまり真のエンディングというべきシナリオ。
「Fifth -TWIN-」はこのシナリオの何十年後かの世界が舞台となっております。
天使編と悪魔編を1回ずつクリアして、ユウの店であるモノを購入するとこのシナリオに入れます。
このシナリオではマナは10日目の天魔覚醒イベントで天魔として覚醒しません。
一応成長後の姿は悪魔時の服装となるんですけどね。
とあるアイテムの影響で天魔として覚醒はしなかったマナ。
それはマナを人間にすることができる唯一の可能性を主人公が実行した結果でした。
だが、もちろんそれだけで簡単に人間になれるわけはなく、むしろその影響でしだいに弱っていくマナ。
そして主人公はユウから、天魔が人間になるために必要なものである「フィフス」の存在を教わるのだった。
はたして「フィフス」とは…
てのが、人間編の中盤までのストーリーです。
てか、このシナリオでようやく作品のタイトルである「フィフス」の名前がでてきます。
ですが何故か「フィフス」がなんなのかは最後まで明確には語られません。
一応「お互いがお互いを想う気持ち」という漠然とした説明があるだけです。
まぁこの台詞だけでだいたい察しはつくわけですが…
なお、フィフスの正体については続編である「Fifth -TWIN-」でようやく語られます。
そのため人間編はほかのシナリオと違ってマナの成長話ではなく、主人公とマナが「お互いがお互いを想う気持ち」というのがシナリオのテーマです。
なのでマナとの交流は全シナリオ中トップとなってます。
まぁ他のシナリオと比べてずば抜けて多いってわけではありませんが、2人の想いがシナリオの主軸なのでその分深みはあります。
ラストがちょいと唐突すぎるってのはありますが、「Fifth」の「主人公とマナの物語」を締めくくるにはふさわしいラストだと思いました。
また、ラストのマナのCGが幻想的で綺麗だこと綺麗だこと。
私的にはこれだけでラストの唐突な展開も許せてしまえる気持ちになりましたw(単純


あとユウの正体についても色々触れるため、まぁだいたい察しがつくと思います。
てか、その前にマナとユウが2人っきりで語り合うシーンでユウの正体はわかりますがね。


またこの人間編はマナとHイベントが一切起こらないため、資金源にかなり苦労することになります。
そのため毎日の儀式を成功させ続けることがとても重要です。








・まとめ
可愛い娘との微笑ましい日々を送りたい人にはお薦めの作品。




それなりに古い作品ではありますが、今やっても充分に楽しめます。
まぁシナリオ重視の人にはちょいと物足りなさを感じるかもしれませんが、1周にさほど時間もかからないため繰り返しプレイに向いてたり音楽の出来もいいなど、完成度は結構高めですよ。
ただ儀式の難易度の高さやバッドエンドの多さなどの不満点も当然ありますけどね。
ですが、それらを帳消しにできるだけの魅力も秘めているのもまた事実。
ロリーなゲームが好きな方、ちんまい娘とのラブラブな日々を送りたい方、あえて難易度の高いゲームに挑戦したい方、などは是非やってみてください。